夢見る少女じゃいられない

もっと激しい夜に抱かれたい
No No それじゃ届かない
素敵な嘘に溺れたい
No No それじゃものたりない
もっと心まで抱きしめて
No No 愛が届かない
本気な嘘に溺れたい
No No それじゃ踊れない

鏡の中 今も ふるえてる
あの日の私がいる
夢見る少女じゃいられない

夢見る少女じゃいられない / 相川七瀬
人間はいったいなんだろうとか
愛はなんなのかとか
闇とか光とか 音楽とか 言葉とか
例えばその中でも詩とか 哲学とか
仕事とか 悲しさや幸せとか
それらの正体を知ろうと、答えを考えようと
部屋に閉じこもったところで
なにも生まれないものだ

答えはどれも目に見えないもので
実際に触れられるものでもなくて
自分の中にあるものだと
もうすでに分かってるはずだ

だからわたしよ、
それだけを信じて愛して生きたらいいのだ
わたしよ、
君は生まれたときから神様に愛されてる
遠慮はいらない、その感覚を愛すのさ
わたしよ、
君はいつだって可愛い 虚しくなんかない
悲しくなる必要がない 我慢しなくていい

愛せないときや 許せないこともあるだろう
そのときは自分を押し殺してまで
受け入れなくていい
それがわたしだからよ

そんなことより 会話をしよう
愛して止まないひとと会話をしよう
新しい靴を履いて 町を出よう
高円寺に止まることを知らない
休日の中央線に乗って
あの娘に会いに行こう

愛理がよく言ってた
「嘘でもいいから 愛されたい」って言葉
世界一苦手な言葉だ
未来もそんなことを言ってたことがあった
でもつい最近飲みに行ったときに
「やっぱりちゃんと愛されたい
このままじゃダメなのかもしれない」って
言ってたのを聞いて ただただ辛かった
みっちゃんと二人っきりになったとき
それはそれは涙が出るほど優しくて 美しくて
限りなく愛に近かったけど
結局 愛じゃないことくらい分かってた

愛はひとそれぞれ
重さや かたちや 速さ それに 色
自分にぴったりの愛の欠片が
シンデレラのガラスの靴みたいに
見つかるといいね わくわく

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