電車の音だけを おいかけながら

夜明けのまちを行く
ギターケースぶらさげ
電車の音だけを
おいかけながら
遠くへ行きたい
ギターを教えてくれた
故郷の友達は
女を買いながら
つまらないとうたう
遠くへ行きたい
余命3ヶ月の彼女は生かされて
1年3月後の長い夜に死んだ
遠くへ行きたい

遠くへ行きたい / andymori
その気になれば 自分のことを
簡単に終わらせられるんだ
悲しいと思うことがたくさんで
追いつかないよ

少し羨ましいな 君は素直だ
そして頭がいい 君は君でつらいんだろうけど
少しだけ羨ましく思えたんだ

わたしは全然大丈夫じゃない
いつだって飛べちゃう あっちこっちと
正気を保つこと 頑張って生きることが
こんなにも大変で、
それはみんなそうなんだけど

守りたいってほんとうに思ってるよ
でも、わたしのことも守ってね
すぐに助けに来てね
わたしだから大丈夫だなんて思わないでね
わたしだから大丈夫じゃないんだよ
それは自分が一番わかっているの
君は大丈夫という言葉は
ただの呪いだよ

こんなつらいとき 保健室によく逃げてた
こんなくそったれな社会にも
保健室みたいなとこが近くに
あったらいいのに
テーブルに置かれてる一輪の花とか
湯を沸かしてる音とか
二つくらい横に並んでる
真っ白のシングルベッドとか
退屈そうに校庭を眺めている
先生の横顔とか
意味もなく体温を計りに来る先輩たちとか
消毒スプレーの匂いとか
全部好きだったな

冗談なんていらない
笑い事じゃない

人間、

0コメント

  • 1000 / 1000